2020年 下半期 / 第164回 芥川賞
推し、燃ゆ
アイドルの上野真幸を応援し、その言動を読み解くことに力を注ぐあかり。自分を支えてきた推しが、ファンを殴ったという話で炎上する。揺らぎ始めた日々の中で、誰かを推すことと自分の生を見つめる。
アイドルの上野真幸を応援し、その言動を読み解くことに力を注ぐあかり。自分を支えてきた推しが、ファンを殴ったという話で炎上する。揺らぎ始めた日々の中で、誰かを推すことと自分の生を見つめる。
沖縄の郷土資料館を手伝う未名子は、遠く離れた場所で孤独に働く人々へ、オンラインでクイズを読み上げている。台風の夜には宮古馬が迷い込む。島の記録と人々の記憶が交わり、離れた場所をつないでいく。
身体を鍛え、大学生活を送り、将来にも堅実な見通しを持つ私。新たな恋も始まり、自分の人生を着実に整えているはずだった。充実した日常の先に訪れる破局を通して、現代を生きる人間の姿を問いかける。