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直木賞

すべての年 27作品

2015年以降の受賞作
けんぐゎいの書影
2026年 上半期 / 第175回 直木賞

けんぐゎい

朝倉かすみ

父を亡くした姉妹は、手習いの手伝いと船宿の奉公へ別々に出される。痘痕のある姉ふゆは、師匠の養子から暴力を受けて妊娠し、女医者との出会いを機に自分の生を考え始める。社会の枠の外で女たちが生きる姿を描く時代小説。

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カフェーの帰り道の書影
2025年 下半期 / 第174回 直木賞

カフェーの帰り道

嶋津輝

大正から昭和にかけての上野。あまり流行らないカフェー西行には、夢や事情を抱えた女給たちが集まる。客をもてなし、仲間と笑い、ときに嘘に驚かされながら、彼女たちは自分の行く道を探す。働く女性たちの日常を描く。

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藍を継ぐ海の書影
2024年 下半期 / 第172回 直木賞

藍を継ぐ海

伊与原新

ウミガメの卵を育てようとする中学生、隕石の発見場所を偽る女性、萩焼の土を探す男。各地に暮らす人々の選択を、科学が示す長い時間のなかに置いてみる。土地の記憶と、次の世代へ渡すものを見つめる五つの物語。

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ツミデミックの書影
2024年 上半期 / 第171回 直木賞

ツミデミック

一穂ミチ

死んだ同級生の名を名乗る女、息子に大金を渡した見知らぬ老人。コロナ禍で日常が変わった人々の暮らしに、思いがけない出来事が入り込む。孤独や困窮のなかで誰もが踏み越えうる線を、さまざまな罪の物語として描く短編集。

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ともぐいの書影
2023年 下半期 / 第170回 直木賞

ともぐい

河﨑秋子

明治後期の北海道で、人里を避けて暮らす猟師の熊爪は、一匹の犬と山に入る。冬眠しない凶暴な熊との闘い、盲目の少女との出会いが、その生を揺さぶっていく。獣を殺して生きる男を通し、人間と自然の境界を問う長編。

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八月の御所グラウンドの書影
2023年 下半期 / 第170回 直木賞

八月の御所グラウンド

万城目学

恋人に振られた大学生は、友人への借金が縁で京都の草野球大会に加わる。一方、方向音痴の女子高校生は全国駅伝のアンカーを任される。夏の御所と冬の都大路で起こる不思議な出会いを描く、青春と記憶の二つの物語。

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極楽征夷大将軍 上の書影
2023年 上半期 / 第169回 直木賞

極楽征夷大将軍 上

垣根涼介

受賞時の題名「極楽征夷大将軍」

全2巻。この書影・リンクは第1巻です。

天下を取る野心に乏しい足利尊氏を、弟の直義と家宰の高師直が支える。鎌倉幕府が崩れ、室町幕府が生まれる動乱のなかで、尊氏の周囲には人が集まっていく。才覚と信念の違う者たちが権力を築く過程を描く歴史群像劇。

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木挽町のあだ討ちの書影
2023年 上半期 / 第169回 直木賞

木挽町のあだ討ち

永井紗耶子

雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏で若衆が父の仇を討った。二年後、ある武士が目撃者を訪ね歩く。芝居に救われた人々が語る身の上話と証言は、誰もが知るはずの仇討ちの姿を変えていく。人の情けと事件の真相をたどる時代小説。

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地図と拳 上の書影
2022年 下半期 / 第168回 直木賞

地図と拳 上

小川哲

受賞時の題名「地図と拳」

全2巻。この書影・リンクは第1巻です。

日露戦争前夜の満洲に、密偵や通訳、神父、移住者たちが集まる。石炭をめぐる利害と国家の欲望が、やがて一つの都市の繁栄と破壊を導いていく。架空の土地に刻まれた半世紀を通して、人が戦争へ進む仕組みを問う長編。

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しろがねの葉の書影
2022年 下半期 / 第168回 直木賞

しろがねの葉

千早茜

両親とはぐれた少女ウメは、石見銀山で山師の喜兵衛に拾われ、坑道で働き始める。だが成長するにつれ、女として課される制約と、銀を掘る男たちの死に直面する。時代と山の変化のなかで、生き抜く女の一生を描く。

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夜に星を放つの書影
2022年 上半期 / 第167回 直木賞

夜に星を放つ

窪美澄

双子の妹を亡くした女性や、人とのつながりを失った人々が夜空を見上げる。コロナ禍の暮らしや恋人との隔たりのなかで、もう一度誰かと心を通わせられるのか。喪失を抱えた日々と、その先の小さな変化を描く五つの短編。

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塞王の楯 上の書影
2021年 下半期 / 第166回 直木賞

塞王の楯 上

今村翔吾

受賞時の題名「塞王の楯」

全2巻。この書影・リンクは第1巻です。

戦で家族を失った匡介は石垣職人に育てられ、破られない城が争いをなくすと信じる。一方、鉄砲職人の彦九郎も強力な武器による平和を目指す。関ヶ原前夜の大津城で、同じ願いから生まれた二つの技術と信念がぶつかる。

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黒牢城の書影
2021年 下半期 / 第166回 直木賞

黒牢城

米澤穂信

織田信長に背いて有岡城に籠もった荒木村重は、城内に続発する不可解な事件に苦しむ。頼った相手は、土牢に幽閉した敵の使者・黒田官兵衛だった。包囲された城での謎解きが、武将たちの思惑と戦の行方を照らし出す。

受賞・掲載版の出典
テスカトリポカの書影
2021年 上半期 / 第165回 直木賞

テスカトリポカ

佐藤究

メキシコの麻薬組織を追われたバルミロは、ジャカルタで日本人の臓器ブローカーに出会う。二人の犯罪計画は、川崎で育った孤独な少年の運命とも交差する。アステカの神話を背後に、国境を越える暴力と欲望を描く。

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星落ちて、なおの書影
2021年 上半期 / 第165回 直木賞

星落ちて、なお

澤田瞳子

絵師・河鍋暁斎が亡くなり、娘のとよは家族や一門の行く末を背負う。自らも暁翠の名で絵を描きながら、父の大きな名声と複雑なきょうだい関係に向き合う。明治から大正の変化のなかで、描き続ける女絵師の生涯をたどる。

受賞・掲載版の出典
心淋し川の書影
2020年 下半期 / 第164回 直木賞

心淋し川

西條奈加

江戸の千駄木を流れる淀んだ川。そのほとりの長屋には、行き詰まりや後悔を抱えた人々が暮らしている。妾、飯屋の主人、世話焼きの差配たちの過去と願いを重ねながら、ままならない日々に残る人の温かさを描く連作集。

受賞・掲載版の出典
少年と犬の書影
2020年 上半期 / 第163回 直木賞

少年と犬

馳星周

震災後の仙台で、暮らしに追われる和正は痩せた犬・多聞を拾う。人の心に寄り添うその犬は、なぜかいつも南を見つめていた。旅の途上で多聞と出会う人々の孤独や迷いが、一人の少年へと向かう道に重なる連作短編集。

受賞・掲載版の出典
熱源の書影
2019年 下半期 / 第162回 直木賞

熱源

川越宗一

故郷を追われたアイヌの山辺安之助と、流刑地に送られたポーランド人のピウスツキ。国家の同化政策に翻弄された二人が樺太で出会い、守りたい文化を探していく。厳しい土地に生きる人々の歩みを描く歴史小説。

受賞・掲載版の出典
渦 妹背山婦女庭訓 魂結びの書影
2019年 上半期 / 第161回 直木賞

渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

大島真寿美

江戸時代の大坂で、近松半二は浄瑠璃の作者として歩み始める。先を行く仲間や書き直しを求める人形遣いに揉まれながらも、物語を書くことをやめられない。道頓堀の芝居を支える人々と、作品が形になるまでの営みを描く。

受賞・掲載版の出典
宝島(上)の書影
2018年 下半期 / 第160回 直木賞

宝島(上)

真藤順丈

受賞時の題名「宝島」

全2巻。この書影・リンクは第1巻です。

米軍統治下の沖縄で、若者たちの英雄が基地への侵入を機に姿を消す。残された幼なじみは警官、教師、テロリストとなり、それぞれの立場で故郷の未来を求める。帰らぬ男の秘密を軸に、島に生きる人々の抵抗と青春を描く。

受賞・掲載版の出典
ファーストラヴの書影
2018年 上半期 / 第159回 直木賞

ファーストラヴ

島本理生

父親を殺した容疑で逮捕された女子大生・環菜。事件を取材する臨床心理士の由紀は、本人や周囲との面会を通じて、説明のつかない言動の奥にある過去を探る。家族という関係に刻まれた傷と、語られなかった思いに迫る。

受賞・掲載版の出典
銀河鉄道の父の書影
2017年 下半期 / 第158回 直木賞

銀河鉄道の父

門井慶喜

質屋を営む宮沢政次郎は、家業を継がず自分の道を探す息子・賢治に気をもむ。厳しい父でありたいのに、つい援助してしまう。妹トシの病を経て物語を書き始める賢治の生涯を、家族を支える父の目から描いた長編。

受賞・掲載版の出典
岩波文庫的 月の満ち欠けの書影
2017年 上半期 / 第157回 直木賞

岩波文庫的 月の満ち欠け

佐藤正午

受賞時の題名「月の満ち欠け」

生まれ変わりを語る少女の言葉が、三人の男と一人の女の人生を結びつける。偶然に見えた出会いの奥から、三十余年にわたる思いと記憶が姿を現す。時間や死を越えて人を求める心を、謎とともにたどる恋愛小説。

受賞・掲載版の出典
蜜蜂と遠雷(上)の書影
2016年 下半期 / 第156回 直木賞2017年 / 第14回 本屋大賞

蜜蜂と遠雷(上)

恩田陸

受賞時の題名「蜜蜂と遠雷」

全2巻。この書影・リンクは第1巻です。

国際ピアノコンクールに集まった若い演奏家たち。楽器を持たない少年や、演奏の場を離れていた少女らが、それぞれの経験を音に託す。互いの演奏に揺さぶられながら音楽に向き合う、才能と再出発の物語。

受賞・掲載版の出典
海の見える理髪店の書影
2016年 上半期 / 第155回 直木賞

海の見える理髪店

荻原浩

海辺の理髪店を訪れた青年は、髪を切られながら店主の昔話を聞く。長く離れていた母を訪ねる娘など、家族との距離に戸惑う人々が、それぞれの過去と向き合っていく。失ったものと残された思いをたどる六つの短編。

受賞・掲載版の出典
つまをめとらばの書影
2015年 下半期 / 第154回 直木賞

つまをめとらば

青山文平

江戸の町で、武家の男たちは別れた女や亡き妻の面影を抱えながら日々を送る。思うようにはならない男女の縁が、家や身分に縛られた暮らしを揺らしていく。女たちとの関わりから男の弱さと生き方を見つめる時代小説集。

受賞・掲載版の出典

2025年 上半期 第173回 該当作なし。 受賞の公式記録